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ごく最近の作品を２つ紹介させて戴きますネ。全く違って見えるでしょうか？それとも共通項を見て戴けるでしょうか？一つは存在（私の根っ子のテーマですけど）＝空間の仕組みを頭の中で探り、組み立てていったもの（一つの結果）。もう一つは存在ということを視覚的、感覚的に捉えていった、捉えていくことが出来た、上で表れてきたものです。
別の言い方をしますネ。一つは存在について考えていく最初の手掛かりの筋道の上にあるもので、もう一つはその筋道とは別のポジションが私の中に生まれ、一つの形になっていったものです。一つは空間構造への興味、アプローチ。もう一つは生命、時間への興味、アプローチと言えるかも知れません。
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１９５１年岡山県都窪郡妹尾町（現岡山市妹尾）に生まれる。妹尾小、岡大附中、朝日高、東京芸大、同大学院に学ぶ。１９８１〜８２年にはウイーン国立美術大学（オーストリア）に留学。一時帰国の後、１９８６年、再びオーストリアに渡りウイーン市に滞在、美術作家として制作を続け現在に至る。オーストリア国内各地、ドイツ、スイス、イタリア、リヒテンシュタインなどヨーロッパ各地やカナダ、日本でも多数の個展、グループ展及びアートフェアの実施、参加により作品の発表を行っている。
