先日、といっても１ヶ月ぐらい前になりますかネ。「タ・・チョ・・・」以後Ｔ氏と記させて戴きますけど、とおっしゃる某カメラマンがウイーンにいらっしゃいましてネ。我が家にも何度かいらっしゃいまして、食事なんぞを一緒にしたンですけど。私が初めてこのお方にお会いしたのは確か１９８１年でしたネ。その後も妙な縁がありましてネ。マ、お付き合いを戴いてる訳ナンですヨ。

　１９８３年でしたか８４年でしたか、当時私、一時帰国してまして東京の板橋区とかいう所に住んでたンですけどネ。たまたまカミサンが家に帰る地下鉄（地上４階ぐらいの所を走ってるンですけど）でＴ氏の奥様と出会いましてネ。ナンとこちらは１９７９年からの知り合いだとか。古い話でスイマセンねー。デ、比較的近くに住んでいる事が分かりまして、その後行き来が始まったンですヨ。イヤー、人間どこでくっついてるのか、面白いというか怖いというか・・・・ネ。

　このお方、Ｔ氏ですけど、１９７０年代に８〜９年ここウイーンに住んでらっしゃいまして、カメラ片手にウイーンの隅々まで歩き回りましてネ。あまり何度も歩き回るもんですから、街のあちこちに残像が今でも残っているとかいないとか・・・？見たことありませんけど・・マ、それほどこの街に親しんだということですヨ。その後も毎年のようにここにいらしてるンですけど、昔からのお知り合いというか、お友だちがイッパイいらっしゃるンですよネ。カメラマンやカメラやさんは勿論、ノミの市の常連さんですとかアンティークショップのおばちゃん、馬肉屋のお嬢さん（当時）まで３０年来のお知り合いとか。

　ですからネ、チョット街を歩けば「ヤア」、そこの角をまがれば「ヨオ」、カフェに入れば「イラッシャイ」？てな具合ナンですヨ。中国に行った時、とある中国人から「あなたの顔はスバラシイ！！！そのような顔にならなければ」と絶賛された（本人談）素晴らしい風貌。確かに一度お目にかかれば忘れられない、何十年経とうが永遠に記憶に残る神々しいお姿をされてらっしゃるンですヨ。

　このお方日本でも一部ではかなりの有名人のようナンですよネ。カメラについての本ナンかを何冊も出してるもんで、その趣味の人には顔が知れてるとのこと。街でよく「Ｔさんですか。」と声をかけられるらしい。先日もウイーンの街中でとある若者（本人談）に声をかけられたとのこと。何でもテレビの取材番組の撮影でウイーンに来てるとのこと。親切なオジサンのＴ氏は彼が気の良さそうな若者（本人談）ナンで、折角ウイーンに来たのだからとチョイト案内ナンぞをしたらしい。行き付けのカフェをはしごして、和気藹々と話を。カメラの話、お互いの仕事の話等々。デ、メールアドレスを交換して別れたとのこと。

　ホテルに帰って日本の奥さんにＴｅｌ．「こんな若者に会ったンだけど、誰？」ッて。その若者とやら実はテレビなんかにもしょっちゅう出てる雅楽の超有名人「Ｔ」氏だったとのこと。このオジサンカメラマンの方のＴ氏、テレビなんぞ殆ど見ないンですよネ。ですから、芸能人の事ナンか殆ど知らない。本人も何度かテレビにも出てたり、有名音楽グループ「Ａ」（３人組）の「Ｓ」とかとつるんでイロイロ怪しいことをしたりもしてんですけどネ。

　デ、早速若者「Ｔ」氏よりメールが届いたとの事。今ではすっかりメル友に・・・・メデタシ、メデタシ・・・？

　当人の許可を得ずに書いてるもんで「仮名」てことにさせて戴きますネ。別にいいンですけど。