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梶浦氏へのメールは
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岡山出身でウイーン在住の造形作家・梶浦徳雄氏による電子メール通信。
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梶浦徳雄氏プロフィル
1951年岡山県都窪郡妹尾町(現岡山市妹尾)に生まれる。妹尾小、岡大附中、朝日高、東京芸大、同大学院に学ぶ。1981〜82年にはウイーン国立美術大学(オーストリア)に留学。一時帰国の後、1986年、再びオーストリアに渡りウイーン市に滞在、美術作家として制作を続け現在に至る。オーストリア国内各地、ドイツ、スイス、イタリア、リヒテンシュタインなどヨーロッパ各地やカナダ、日本でも多数の個展、グループ展及びアートフェアの実施、参加により作品の発表を行っている。
 

コッチ地方、またまたクリスマスの時季がやってきましてネ。性懲りもなく毎年決まったように、決まってンですけど、来てしまうンですよネ。街にはキラキラ飾り付け、お店もここが稼ぎどきとショウウインドウにはサンタ人形雪もどきトカが飾られてたりでして。広場や通りにも小さいお店が建ち並びましてネ、市民、国民、外様人トカもはるばる吸い寄せられるように集まりまして狭い通りは交通渋滞。マ、楽しいテ言えば楽しいンですけど、マ、楽しいから良いカ、ト。我が家のガキも今年のプレゼントとやらを心待ちにしてるンでしょうネー。その前に学校での試験トカがありますンで今のところそれどころじゃないかもしれませんけど・・・脳天気な性格なモンで既にソッチ方面二気分は行ってるカモ。

今年は今のところ中途半端な気候でしてネ。10月の末に一時寒くなりまして、雪ナンかも降ったりしまして、デ、後は寒いのやら暖かいのやら微妙。ドッチかはっきりセイ、と言いたくなるような案配でしてネ。クリスマスさんも気候的には今一盛り上がりにまだ欠けてますけどネ。

デ、続きでして、前回の。今年になりまして、サテ、どのように先に進もうか、トまだまだ思案は続いてましてネ。右に行こうか左はどっちだ上下斜めにUターン。忍者走りに馬並みギャロップ、尺取り虫方式はドンナでしょうか?作品とか発表の仕方トカですけどネ。マ、とにかく作品を思いつくまま弄っちまえ、とアトリエ隠りをしてますと我が古里から伝書鳩が来まして、遠いところゴクロウサン、ネ。2人展をやれることになったヨ〜、ト。

地元老舗のTデパート。そこにKという部長さんがおりまして、ありがたい事にイロイロと気にかけてくださるンですヨ。2000年でしたかネ、陶芸のK氏、いつも「マコトさん」と呼ばせて戴いてるンですけど、「(注)まこと」テ書くンですけど、以前はコンピューターじゃ出なかったンですよネ、この文字。ドッカのお役人だとかが勝手に文字を制限したとかドウとかソノお役所の方から聞いたことがありますけど、分かったような気になって余計なことをするなッて言うの!いろんな事を勝手に取り仕切れる能力があるとか思ってるなら単なる勘違い、思いこみ、単なる傍迷惑。もしかして傍迷惑トカがお仕事カモしれませんけどネ。ト2人展をやらせて戴きまして、とってもワクワクの展覧会だったンですヨ。また是非やらせて戴きたいナー、ト思ってたンですけどそれが実現ダッてンでコリャ嬉しいナ、ト。デ、更にセッセと作品弄りをした訳でして。

デ、更に面白い展覧会になりまして、私としましてはですけど、また何かが見えてきそうな予感がウキウキ。とても楽しい一週間とその前後を過ごさせて戴きました。K部長始めTデパートスタッフの皆様、まこと様、いつもお力添えを戴いてますF先輩、奥様他皆々様に感謝感謝でございます、デ、これからも更にヨロシクでして。

ト、この1年4ヶ月、モット言いますと一昨年の秋よりですけど、私の内部は作品トカのことが渦巻いてまして他に何があったのか、オーストリーは・・・とかウイーンでは・・・とか殆ど記憶にありませんで失礼いたしました。

デ、今も銭儲け以外の時間は殆どアトリエ隠りでして。何をやってるかと言いますと、お部屋の整理ですネ。何せ私の仕事部屋とっても狭い、27平方メートルですけど、ンですヨ、コッチ地方の感覚としては。100平方メートルぐらいあるのが当たり前トカ。私ン家のお隣さんも私と同業者ナンですけど来年にはお引っ越しトカ。スタジオ、お仕事場ですネ、を含めて400平方メートル程ある住居ですと。結構アチコチで活躍してますしネ。ここの若手の出世頭的存在ですかネ。マダマダこれから活躍するでしょうネー。

デ、私、作品はドンドン作りますけどナカナカお外に出て行かない、ウレ・・ト言うカなんと言うか、テことですカ?。一度纏めてお仕事、制作ですネ、しますとアトリエはナカナカ見応えのある空間になってしまうンですヨ。ドコをドウ通って目的地に行けば良いのかパズル状態。デ、時々大整理整頓期間に入らざるを得なくなるテ訳でして。捨てなきゃどうしようもないモノも沢山あるンですけど、これがナカナカ捨てられない。貧乏性と何処かまだチェックの可能性を感じてるのかいないのか。今回こそは心を鬼にして大量処分ト考えてるンですヨ。ナンとか今年中には終わらせたいと思ってるんですケド・・・・?

(注)りっしんべんの右に「素」

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 梶浦さんのメールアドレスは wien@sanyo.oni.co.jpです。梶浦さんへのお便りや、作品についてのお問い合わせをどうぞ。