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岡山出身でウイーン在住の造形作家・梶浦徳雄氏による電子メール通信。ゲージュツ家の日々って…。
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梶浦徳雄氏プロフィル
1951年岡山県都窪郡妹尾町(現岡山市妹尾)に生まれる。妹尾小、岡大附中、朝日高、東京芸大、同大学院に学ぶ。1981〜82年にはウイーン国立美術大学(オーストリア)に留学。一時帰国の後、1986年、再びオーストリアに渡りウイーン市に滞在、美術作家として制作を続け現在に至る。オーストリア国内各地、ドイツ、スイス、イタリア、リヒテンシュタインなどヨーロッパ各地やカナダ、日本でも多数の個展、グループ展及びアートフェアの実施、参加により作品の発表を行っている。
 

 <暑いですネー>

 ト、言っても日本は今まだ梅雨ですかネ。ですから蒸し暑い?こっちには梅雨はありませんので、タダ暑い!去年、2001年のことですけど、も6月はメッチャ暑かったンですヨ。ヤッパ35度ぐらいになりましてネ。デ、7月半ばから涼しくなったソウで、こん時日本に帰ってましたンで聞いた話ナンですけど、25度ぐらいだったンですって。デ、8月後半マタムチャアツク・・・ ワタシャこん時またウイーンでしたヨ。別に暑さ男じゃナイと思うんですけど。

 今年はそれ以上ですネ。もうウイーン市内は37度を超えたみたいですヨ。いい天気が続いてますし、続き過ぎなくてもいいンですけど、ドナウ川の水も少々少な目。デ、コウ暑いと日本じゃかき氷ですよネ。ワタシャみる金が好き。日本、岡山に帰ったとき・・・・のみる金食べに行きたいですネー。デ、コッチはアイスクリーム。ここじゃ簡単に「EIS」アイスて言うンですけど、好きですヨー、コッチの人。ボウヤにジョウちゃん、ネエちゃんニイちゃん、オヤジにオバちゃんババアにジジイ、失礼。イヌネコカラスにハトスズメ。森のシカさんお味は如何?テナ感じでアッチコッチでペロペロペロペロ。立派な紳士であろうがしっかりドレスアップしてようが、構わず歩きながら舐めてンですよネ。勿論アイスサロンなんてモンもアチコチにありまして、ソッチもイッパイの人。アイスの屋台も出回ってますンですヨ。

  デ、コッチの人アイスを決して噛まない。タダ舐めるだけ。ナカナカ舐め方旨いンですけど。何故ッて、猫舌の人が多いンですヨ。猫舌ッて熱いモンだけジャなく、冷たいモンもダメ。コッチに来たばかりの頃スープがあまりに温いンで驚いた事がありましたけど、今じゃ日本に帰ってみそ汁が熱くて飲めない。コーヒーも熱くて暫く待たなきゃダメ状態。慣れですかネー。ト、要するに、噛めないンですネ。溶けかけたトコを旨く回しながら螺旋状にペロリペロリ。器用に垂らさずに。テクニシャンな舌ト感心してしまいますネ。

 色んなアイスの種類も勿論あるンですけど、色んな食べ方もありましてネ。フルーツを加えたり、ジャムとかチョコレートのソースをかけたり、パラチンケ、クレープのお母さんナンですけど、に挟んだり。でもナンたってワタシャ「アイスカフェー」が、出ましたお約束のアイスカフェーが、好きですネ。日本のアイスコーヒーとは違うンですよネ。

  どんなのかって言いますと、縦長のガラス容器にアイスのボールが2ツ。やっぱバニラがイイですネー、マ、好みですけど。デ、冷たいコーヒー、エスプレッソ、濃いめのヤツですネ、を注ぐ。モチロン砂糖なし。デ、生クリームで蓋をしてある。これもモチロン砂糖ナシ。後は好みでトッピング。アイスとコーヒーが微妙に混ざり合っていいンですヨ。生クリームで滑らかな感触でしてネ。日本で言うコーヒーフロートのようで、何処かようでナイ。一つ食べれば心地よい充実感。お写真は載っけませんので想像してみてくださいネ。デ、一度こちらに食べに来てくださいネ。旨いですヨー。