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岡山出身でウイーン在住の造形作家・梶浦徳雄氏による電子メール通信。ゲージュツ家の日々って…。
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梶浦徳雄氏プロフィル
1951年岡山県都窪郡妹尾町(現岡山市妹尾)に生まれる。妹尾小、岡大附中、朝日高、東京芸大、同大学院に学ぶ。1981〜82年にはウイーン国立美術大学(オーストリア)に留学。一時帰国の後、1986年、再びオーストリアに渡りウイーン市に滞在、美術作家として制作を続け現在に至る。オーストリア国内各地、ドイツ、スイス、イタリア、リヒテンシュタインなどヨーロッパ各地やカナダ、日本でも多数の個展、グループ展及びアートフェアの実施、参加により作品の発表を行っている。
 

 
   A新聞のHPでチョット気になる記事を拝見しまして。ベビーカーが電車に引きずられて・・・、トいうヤツ。以前このコーナーでこっちのベビーカーの事を書かせて戴きましたけど、こんなにも考え方というかモラルの在り方が違うのかな????ト。

 この事故でベビーカーに対しての扱い云々が先ず語られてる事。ナンデ?この事故は明らかにそのお方、ベビーカーを押してた方ですけど、の責任感、子供に対してのトカ、の問題でしょう。それについて先ず語る、考えるべきでしょう。ベビーカーについてはそれに付随して・・・が順序では。出来れば、如何に補助出来るかを。

 駆け込み乗車をしようとしたのは余程急ぐ事情があったのかも知れませんけど、子供の安全を考えるととんでもない過ちかと。結果としてですけど子供を楯にしたようなモンですからネ。自分から先に入っていくトいう手もありますけど、慣れないとチョット余裕がナイかな?

 コッチでも少々ハラハラさせられる事、時もあるンですヨ。信号待ちの時に歩道からはみ出しかけてるベビーカーを見たときとかネ。以前ベビーカーを担いで帰国した事があったンですけど、日本での移動はかなり不便でしたネ。特に公共の交通機関を利用する時。エスカレーターには乗っけちゃダメマーク。エレベーターは何処にあるのか分からない。無いトコ多々。電車の中では置き場に不自由。バスなんか入り口が狭くて乗せられナイ。コッチであまり不自由なく移動してたモンですからチョットした驚きでしたヨ。

 エスカレーターに乗せるのは勿論OK。エレベータもかなりの設置率。しかも何処にあるのか分かりやすい。電車に乗せるのが大変なら誰かが当然のように手助け。階段の登り降りも。運転手さんや駅員さんも気楽にハイヨッて。勿論助けて戴いてアリガトウは当然、自然の事。バス、電車何れも車内には優先スペースがある。そこには固定用のベルトもある。国鉄の車両には幼児連れの為のコンパートメントが。道路を渡るとき車は当然のように止まって道を譲ってくれる。これに対しても当然ダンケ・シェーン。日本じゃ逆にスピードを上げられた。

 デ、日本じゃ1998年にヤット一部の電車ナンかに乗せてもイイヨ、となったナンて知りませんでした。ですから堂々と乗っけちゃいましたケド。マ、こんな状況ですからそれ、ベビーカーですけど、についてのインフラ整備なんて考えッこナイ。これッて子育てをやったことがナイ、感心がナイ、大切に思ってナイお方、特に男性?、の考え方ですネ。イエ、それ以前の問題。人そのものの本質的な大切さを考えてナイ、知らないお方の発想ですネ。老若男女関係ナイ。コレッて少々、大分、かなり、相当、もしかしてメチャメチャ恥ずかしい事カモ。子育てをしていようがいまいが分かりますもんネ、人を大切に思う基本は。ちゃんと考えてればネ。

 40才のお方の発言ナンかはコノ典型。単なる責任回避。気を付けるのはお互い。責任もお互い。それとも腹立ててンのは整備をチャントしない会社や社会に対しでしょうか? ベビーカーの会社の発言、注意書きも「???」子育ての大切さ、大変さを考えてナイもの。こんな会社がベビーカーを作っちゃダメ。だから日本のベビーカーは使いづらいンでしょうか。実際使ってみたンですけど、こっちのものより数倍疲れる。コッチの社会で当然の事、デ、私はとっても良いと思ってる事の是非が議論されるとは・・・ナンで?ト・・・「?」が一杯つくわけですヨ。