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岡山出身でウイーン在住の造形作家・梶浦徳雄氏による電子メール通信。ゲージュツ家の日々って…。
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梶浦徳雄氏プロフィル
1951年岡山県都窪郡妹尾町(現岡山市妹尾)に生まれる。妹尾小、岡大附中、朝日高、東京芸大、同大学院に学ぶ。1981〜82年にはウイーン国立美術大学(オーストリア)に留学。一時帰国の後、1986年、再びオーストリアに渡りウイーン市に滞在、美術作家として制作を続け現在に至る。オーストリア国内各地、ドイツ、スイス、イタリア、リヒテンシュタインなどヨーロッパ各地やカナダ、日本でも多数の個展、グループ展及びアートフェアの実施、参加により作品の発表を行っている。
 

 

   別に私は関係無いンですけど、今、ウイーンは冬の休暇期間なんですよネ。今週いっぱい。ホント、休暇が多いですよコッチは。ついこの前クリスマス休暇があったばかりナンですけどネ。

 デ、4月にはイースターの休暇。ンデ、7月、8月は夏の休暇。すごいでしょう。皆さんこんなに休暇があったらどうします?マ、皆が皆休む訳じゃ無いンですけどネ。

 デ、今回の休暇、学校の冬休みテ名目ナンですけど、昔はエネルギー休暇テ言ってたンですヨ。今じゃ殆ど言わなくなりましたけど、オイルショックか何かの時、エネルギーを節約しましょうと始まったとか。デ、休暇トなるとどっかに出かけてしまうお方達が多い。我が家の斜め上の一家が出かけてしまいましてネ。デ、ネコさんのお世話を頼まれてンですヨ。毎日ご飯をあげて、トイレのお掃除。以前家にも同居猫、パセリて名前で14年半一緒にいたンですけど、がいましたンでそんなお世話は、マ、慣れてンですけど。デ、カミサンと娘がセッセと・・・

 最初に「ウイーンは」テ書きましたのはネ、州によって休暇の時期が違うからナンですヨ。来週のトコもあれば再来週のトコもある。全部纏めて休むとちと具合が悪いンじゃないかと、こうなったカト思うンですけど。学校の休みもずれちゃうンですよネ。ですから別々の州の友達は一緒にどっかに遊びに行けない、ナンて事も。

 デ、学校の休み。こっちは年2学期制なんですヨ。9月に新年度が始まりまして、今頃まで。これが1学期。デ、この後2学期が始まりまして6月一杯で一年が終わるテ訳でして。デ、学期の終わりテーと通信簿ですよネ。通知表テ書いてありましたっけ?遙か彼方の事ナンでもう忘れてしまいましたけど、何となくドキドキしてた事は覚えてるンですよネ。皆さんもそうですか? 娘もしっかり貰って来ましてネ。日本じゃ1年生の最初から点数とか付いてンですよネ。最近は少し変わってきたナンて聞いてますけど。デ、コッチはイロイロ。最初から点数が付くとこもあるみたいナンですけど、娘ンとこじゃまだ付いてナイ。公立の学校で今2年生なんですけど。マ、学校の方針とか、先生の考え方にある程度任されてるみたいナンですヨ。その辺のどかですよネ。

 デ、一枚の紙に先生の感想が書いてあるンですヨ。デ、娘の担任。この人にはいつも感心させられるンですヨ。良くこれだけ子供達のイイ所を見つけるな、ト。誉め言葉の連続。この人ネガティヴな事を書くことがあるンだろうか、ト。私ナンか「落ち着きがない」とかよく書かれましたネ。良いトコ一つに注意が3つテナ感じでしたけど。私だけですか? 皆さんは良い事ばっかでしたか。

 デ、先生、例えばこんな風に書いてるンですヨ。「彼女にとって時間は問題では無い。彼女は物事をきちっとやり遂げたいのだ。そのままでカンバッテ」とか書いてあるンですヨ。「ノロマ」とか「グズ」とか、マ、こんな事は書かないでしょうけど「もっと早くするように」とか「・・出来れば良いのに」とか書かれるンでしょうネー、普通は。日本じゃどうナンでしょうか? この先生、普段の格好もなかなかユニークで、日本でしたら教育ナントカとかPTナンジャコリャとかから注意ナンてのがくるかもですけど。一枚お写真載っけておきますネ。ところでコッチの小学校。先生は殆ど女性なんですヨ。校長先生も。その中でたま〜に男の先生が、体育とか、小さくなってますけどネ。

 デ、お写真、リンク通りの続きを載っけさせて戴きますネ。