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岡山出身でウイーン在住の造形作家・梶浦徳雄氏による電子メール通信。
梶浦氏へのメールは
wien@sanyo.oni.co.jp
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梶浦徳雄氏プロフィル
1951年岡山県都窪郡妹尾町(現岡山市妹尾)に生まれる。妹尾小、岡大附中、朝日高、東京芸大、同大学院に学ぶ。1981〜82年にはウイーン国立美術大学(オーストリア)に留学。一時帰国の後、1986年、再びオーストリアに渡りウイーン市に滞在、美術作家として制作を続け現在に至る。オーストリア国内各地、ドイツ、スイス、イタリア、リヒテンシュタインなどヨーロッパ各地やカナダ、日本でも多数の個展、グループ展及びアートフェアの実施、参加により作品の発表を行っている。
 
 しかし、訳のワカラン人殺しがドンドン行われてますネー。ト、妙な書き出しになってしまいましたケド。今、どっかの身勝手なお国が中心になってやってらっしゃる身勝手な乱痴気騒ぎ、戦争とか言うンですカ、の事ですけど。

 戦争だから人殺しは仕方がない、ナンて訳のワカラン言い訳をしたり、思ったりしてる方々も多々。仕掛けたヤツらもそれに賛成するヤツらもとても多少でも発達した知能や精神を持ってるとは思えないですネー。

 あいつヤバそうだから殺しちまえ、てんで勝手にやらかしまして、デ、為すすべもなく人生を終わりにさせられてる一般の方々が大勢いらっしゃいますよネ。命テやつをどう考えてンでしょうネー。デ、私の故郷のお国のとある方々が、彼らを気遣うお言葉を発しながらも戦争とやらを仕掛けたヤツら、要するに人殺しを進めてる国ですネ、を応援するというわけの分からン事を言ってるらしい。

 他にも意味不明の言い訳を記事とかニュースで目にしますネ。主に戦争擁護派?の方 々のですけど。この方達かなり頭の構造がアレドレコレソレなのか、もしかして記事 とやらをお書きになる方の文章力、解釈力に問題が?、はたまた私の語学力、日本語 のですけど、が????イエ、新しい日本語なのカモですネ。

 過去にも色んな言い訳で戦争とやらをやってますけど、結局は民族トカ宗教トカ経済 トカ、個人も含めて、の勢力の拡大願望というか野望、要するに侵略ナンですよネ。 自分の価値観の押しつけ。今回も同じ身勝手さでしょう。国益のためナンて言い訳は その象徴。互いのテノが見あたらない。

 デ、個の単位の軽視、もしくは無視。個々の存在なくして社会なんてのも国なんての も世界なんてのも無いですヨ。個の尊重、これ私の生きる基本ですけど、ナンてこい つらには全くナイ!

 戦争ナンて真摯でポジティヴなモノは何〜ンも生み出しませんヨ。単に破壊するだけ の代物、命も物も文化もついでに精神までもネ。その破壊から少しずつでも立ち直っ て発展して行く部分があるのは、生命てヤツの偉大さによるものナンですよネ。そこ ンとこ勘違いしちゃイケマセンやネー。

 デ、新たに民主主義を作るだと?スゲー思い上がり。マ、その目論見、半植民地化で すか、が成功した例もありますンでネ。ン?我が祖国の事でしょうカ?

 マ、真摯に物事を考えない方々にナニ言ってもコレソラナニドラでしょうかネ。

 デ、先日ナンですけど、私のカミサンのコンサート、てヤツがありましてネ。いきな り話が変わってスイマセンけど。毎月何回かコンサートとかをやってンですけど、今 回チョット面白い場所でやったンですヨ。

 ウイーンの街中に”カンマーオパー”ていう席数300〜400のこぢんまりしたオ ペラ劇場がありましてネ。そこでお歌の方と。ナンせ歌の伴奏テノが商売ですンで。 ナカナカ綺麗な劇場でしてネ、響きもまずまず。出演者一同、3人ですけど、頑張っ てらっしゃいましたネー。客の入りが今一だったのがチト残念でしたケド。

 主役のお歌のお方はハンブルグとかウイーンの国立オペラ劇場とかで歌ってらっしゃ った方で、マ、事情があって暫くお休みしてたンですよネ。デ、去年からでしたかネ、 また活動を開始しましてネ。カミサンも実力のある人とやるのは楽しそうですネ。

 歌もピアノもモット柔らかい響きも出せたンじゃないかなトカ、押さえた緊張感が加 わればもっと広がった表現を楽しめるンじゃナイかトカ、マ、さらなる私的欲求は一 応生意気にもあるンですけど、全体的には聞き応えのあるマズマズのコンサートじゃ なかったかと。私も久しぶりでちゃんと聞きましたしネ。

 しかし、人前で何かやるてのは緊張しますよネ。デ、疲れますよネ。私なんかとても ダメ。デ、終わってからイタリア飯屋で打ち上げだったンですけど、カミサンも娘も すっかりお休み?になってらっしゃいましてネ。担いで帰るのは結構大変・・・・ ト、余計なことが長すぎて、肝心な話題が・・・・スンマセン・・・・・ハハ・・

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 梶浦さんのメールアドレスは wien@sanyo.oni.co.jpです。梶浦さんへのお便りや、作品についてのお問い合わせをどうぞ。