実は今、ウイーンで展覧会ナンてモンをやってンですけど。シェーンブルン宮殿。ご存じですか？　ハープスブルグ、昔ここの皇帝ナンかをやってたファミリーなんですけど、の誰かがベルサイユ宮殿、フランスですネ、に張り合って作ったとか。「ベ」の人が"スンゲー大きいのを作っちゃったもんネー"て威張ってたモンで、"オレなんかモットでかいのを作るもんネー"と「シェ」を作り始めたとか。デ、途中でお金がなくなって沈黙したとか。一応体裁だけは整えたンですけどネ。

　デ、そのお庭の中に、とある酔狂なお方が見よう見まねで日本のお庭らしきモノを作ったとさ。１９１３年の話らしいですからチョビッと昔の話。今や作ってるトコを見てた人は殆どいないわけで、暫く別モン、アルプスの岩山かナンかと思われてた。これは実は・・・てンで

　数年前、正しい日本庭園として、取り敢えず形式は、綺麗に改装されたッてわけですヨ。デ、"ソコデナンカデキナイ？"という提案がさるお方からありまして、お調子者の「カ」とかいうヤツが"ヤガイノビジュツテンデモヤリマショカ"と己の能力も省みず気軽に言ったとさ。

　お国、オーストリアですけど、の係のお方に話をし、作家を選抜し、展覧会の意義とかいうモノもでっち上げ（？）、期日、形式、進行手順。マ、ここまでは特に大きな問題もなくホイホイ状態。ガ、こんな事をやるにもタダじゃ出来ない。何かとお金がかかってしまうンですヨ。この「カ」ナンですけど、営業ッてことに関しては能力が皆無に近い。引き受けるときにはコノ事をつい忘れてたンでしょうかネー。後で気付いて"シマッタ"となったわけ。でも、頑張りましてネ。あちこちに、といっても普段の３分の１以下のフットワーク、ナンせ苦手なモンですから重力が普段の６倍。"援助の方をナンとか・・""エー、御協力を・・・"とお願いしてみたワケ。ガ、この厳しい社会事情。アッチでつまみ出され、コッチで塩をまかれ、テナ事はなかったンですけど、どこからも丁重な・・・のお言葉を戴き沈没してたンですヨ。

　マ、ナンとか「日本人会」とかいう「オ」政府公認秘密結社と「オ」政府の文化局、とでもいうンでしょうか、から援助が受けられましてネ。ヨカッタヨカッタとみんな涙したそうな。

　デ、無事、だったと思うけど、先日、５月１６日ですけど、作品設置が出来、展覧会のオープニングを迎えられたとさ。お陰様でイイ天気でしてネ。暑いぐらい。お客様は１００人程でしょうか、来てくれましてネ。大使館の方のご挨拶とか、公園局の方のご挨拶とかありましてネ。マ、ナカナカ盛況な出だしとなったわけですヨ。一般の公園ですから毎日かなりの人が通りかかるわけですヨ。ビデオとかお写真ナゾ撮る人も多くいましてネ。それなりに意義のある催しになったンじゃナイかなト。

　先日は「日本人会」の会員を対象に作家による作品説明会ナンてのをやりましてネ。マ、援助して戴いた事に義理を欠いちゃいけませんからネ。集まったのはかなり少人数でしたけど熱心に聞いてくれまして、それなりに楽しんで戴けたかト・・。マ、もう少しこの野外展も続きますのでネ。ナンとか最後まで無事にト・・。後、カタログ、記録の小冊子ですけど、を仕上げませんとネ。ナカナカ良いモノが出来そうですけどネ。ご希望の方はお申し込み戴ければ・・・でも戴いても・・・？

　シカシ、疲れましたヨ。