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岡山出身でウイーン在住の造形作家・梶浦徳雄氏による電子メール通信。ゲージュツ家の日々って…。
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梶浦徳雄氏プロフィル
1951年岡山県都窪郡妹尾町(現岡山市妹尾)に生まれる。妹尾小、岡大附中、朝日高、東京芸大、同大学院に学ぶ。1981〜82年にはウイーン国立美術大学(オーストリア)に留学。一時帰国の後、1986年、再びオーストリアに渡りウイーン市に滞在、美術作家として制作を続け現在に至る。オーストリア国内各地、ドイツ、スイス、イタリア、リヒテンシュタインなどヨーロッパ各地やカナダ、日本でも多数の個展、グループ展及びアートフェアの実施、参加により作品の発表を行っている。
 

 
   9月になりましてやっとコッチは涼しくなってきましたヨ。でもまだチョッピリ湿気が多かったンですけど。いつもですとカラッと爽やかな空気で、心地よい風がたまりません、トなるンですけどネ。マ、日本と比べますとかなりマシなんでしょうけどネ。

 ウイーン近辺はこれからがブドウの収穫の最盛期。ワイン作りが始まるンですヨ。デ、ここ名物のホイリガー、新しいワインですネ、が楽しみですネー。私はお酒は飲みませんケド。ア、前回載っけていただいた作品写真、コッチの展覧会のですけど、ヤッパどうなってンのかよく分からないですネー。これは一重に私の技術の拙さ、センスの悪さ、適当な性格と時差ボケの為せる業?と心よりスイマセン。

 デ、こちら、9月1日てのが新しい年度始まりの日ッて事になるンですネ。心新たに頑張りましょう、ト。デ、6月30日が一応年度の終わり、ト。実際は8月31日ナンでしょうけど、分かりませんけど、7、8月は休暇の期間になってしまいますのでネ、そんなに・・・・・ジャ無いでしょうし。学校も、マ、この2ヶ月はお休みになりますし、オペラ劇場も開いてませんし、ウイーンフィルはアチコチ出稼ぎに行って留守してますし、多数市民国民は南の島とかで真珠貝サン今日はトカ、椰子の実の早食い競争トカ、カニさんとフォークダンストカ、ヒトデと一緒に砂に埋もれたりしているかも。

 我が家三名は日本の快適な高温多湿の中での夏休みを、別に休んでバッカじゃなかったンですけど、過ごし、命からがらウイーンに帰ってきたッてわけですけど。9月2日から早速学校が始まりましてネ。新学期というか新学年。娘ももう2年生。早いですネー。この前ウギッと現れたばかりだと思ったンですけど。デ、こっちの小学校ナンですけど、新学期最初の日には親がいっぱい集まって来るンですヨ、学校に。デ、一緒に教室に入りましてネ、新学期のご挨拶。生徒の机の上にはお菓子ナンかが置かれてまして、モノの10分程でハイ終わり。後はお菓子を片手にまた明日。これがコッチの始業式。

 デ、この日は新入生も来ますンで、入学式ですネ、ピッカピカのですネ、トウちゃんカアちゃんジイちゃんバアちゃんオジさんオバさんニイちゃんネエちゃん。隣のおじさんも陰から見てたりして。みんな集まりまして賑やかなこと。みんなニコニコ。生徒よりも保護者の方が絶対多い。新入生達はネ、大きなとんがり帽子のようなモノを抱えてましてネ。両親とか兄弟、親戚ナンかが作ってくれるンですヨ。カラフルに飾りましてネ。中にはお菓子とかおもちゃ、文房具ナンかがイロイロと入ってるンですヨ。楽しい楽しい、嬉しい嬉しい。デ、学校に行くのッて楽しいナ・・・・トなるわけ。

 デ、入学式も学校全体みんな纏まってナンてのは無いンですヨ。それぞれのクラスごとによろしくネ・・・・ト。マ、先生にかなり任されてるッてわけですよネ。国旗をドウノコウノとか、国歌がドウノコウノとか面倒な事が無くて、お気楽でいいンじゃないでしょうかネ。訳の分かんない人、来賓トカ言いましたッけ、の訳の分かんない長話を聞かなくてもイイですしネ・・・・ハハ・・・