・・・・・・・・・・デ、ここらで一休みしまして。頭も痛くなってきましたモンで

　・・・・・・・デ、私、先日「アトナング・プーフハイム」ていうチョイト面倒くさい名前の町、一応人口は２万人以上だそうで、市ですかネ、まで行って来ましてネ。実は、この町にあるお城で一緒に展覧会をやらんケー、と友人からお誘いがありましてネ。コリャありがたい、ト、ホイホイＯＫ。すぐ乗る体質ナもんで、トクニ面白そうな事には後先考えずにスグ飛びつくンですよネ、困ったモンだ。

　デ、その打ち合わせッてヤツに出かけてッたテ訳でして。会場はその町が管理してる画廊でして、お城の塔の中にあるとのこと。そこの責任者のオッさんの都合で午前中に会おうテなりましてネ。ただこの町、チト遠い。ウイーンから２５０ｋｍ程離れてンですヨ。特急列車で２時間半。

　デ、朝５時過ぎに起きまして、暫しボー、の後お出かけ。列車の時間ナンか調べてませんで、適当に駅、西駅テいうンですけど、に。ト、７時３４分ナンて列車があるじゃありませんか。デ、現地には１０時５分到着予定ト。コリャ丁度イイ、ト、コーラとクロワッサンを買いまして、朝食ですケド、列車に乗り込ンだんですネ。デ、今ウイーンを出たよト友人にお電話。こういうとき携帯電話テ便利ですよネ。ウイーンはここンとこ暖かでして雪もすっかり消えてしまいましたけど、チョイト郊外に出ますとまだ結構雪が残ってましてネ。雪景色を眺めながらのナカナカ良い旅。半分以上寝てましたけど。

　デ、途中、２００ｋｍ程先、の駅で友人が乗り込んできまして一緒にトコトコと。デ、定刻到着。オーストリアの列車は時間、比較的正確なんですヨ。デ、この町ナカナカかわいい雰囲気ジャありませんか。如何にも古くからの街ッテ感じでしてネ。その歴史は・・・・・・よく知りませんけど・・・・駅を出ますと、例のオッさんが車で迎えに来てくれてまして、コンニチハハジメマシテ、とご挨拶。

　デ、早速お城へ。オヤ！ナカナカ良いじゃありませんか、雰囲気。デ、中に入りまして画廊ヘ。コリャまたイイ空間でして、頬ずりしたくなるような古い壁。水平垂直平面殆どナシ！雰囲気ですネー。木製の螺旋階段。片隅には塔の時計を動かす錘がありまして、勿論もう使っちゃナイですけど。ト、壁に変な三角形の木造の物が・・？？？・・ナンと昔は鳩さんの出入り口だったトカ。イヤ、面白い物を見せていただきまして。窓からの眺めもコリャナカナカ。街並みやお城の庭が見渡せましてネ。遠くにはアルプスの山々が。雪が積もって、イイですネー。ココは昔、修道院でもあったトカ。今は音楽学校になってるようナンですけど、デ、お泊まり施設もあるンですト。イエね、展覧会のオープニングの日なんですけど、どうしようかと思ってたンですヨ。夜にやりますンで、その後ウイーンに帰るのはチトしんどい。どっかで野宿もヤッパしんどい、ト。

　デ、どうやらそこに泊まれそう。デ、もしかして、タダ？デ、打ち合わせですか？ソリャしましたヨ、勿論。順調順調、だったト思うンですけど。やたら私の作品、気に入ってくれましてネ。ポスターまで作ってくれるとのこと。

　デ、調子に乗りまして私、乗りやすい体質ですンで、壁に直に作品を描きましょう、ナンていってしまいまして、展覧会前にまた行く羽目に。

　デ、イロイロと具体的なこと、４月２５日がオープニングですとか、を決めまして、デ、良い展覧会になりそうだ、ト、みんなでガハハハｈ。これが売り上げにナカナカ結び付かないのがチト苦しいトコなんですけどネ。５月１８日までやってますンで、皆様も是非いらしてくださいネ。こんな街、普通の旅行じゃなかなか来ませんヨ。この機会に・・・・・

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