デ、行って来ましたヨ、中国山脈を越えまして。久しぶりでしたネー、のんびり列車 に乗りましてネ。いつ以来ですかネー。かなり昔ですヨ、列車で行ったのは・・・・
・・多分。実はホントに行ったのかどうか定かじゃ無いンですけど。
岡山から上郡、智頭を通ってのルートはドッチにしても初めてですネー。昔は津山を 通って、列車の本数ももっと沢山あったンじゃア？・・ト記憶してンですけど。マ、
単なる思い違いかも。自然の多い風景の中を、なかなかイイ旅でしたヨ。
８時前、勿論朝ですけど、に家を出ましてネ、のんびり各駅停車で岡山ヘ。そこから は数少ない直行の特急列車で約２時間。途中で列車の進行方向が変わるンですネ。上
郡でですけど。ヨーロッパではよくあるンですケド。デ、そそくさと座席を回転、進 行方向に向けましてネ。後ろ向きに乗ってますとどうも三半規管のヤツが反抗期に入
ってしまうようなンですヨ。最近乗り物に乗るとついつい寝てしまう傾向も。家族に は顰蹙ナンですけど。この日も新聞、長年の愛読紙・・スポですけど当然墺国にはゴ
ザイマセン、読みながら暫し夢の中。
マ、無事鳥取駅到着。デ、ナンで鳥取へ、ト言いますと・・・・・・展覧会をやりた いンでドッカ無い？ト友人に相談しまして、友人に迷惑をかけてバッカですネー私ャ、
デ、かの地を訪問することに。オプションで美しきご婦人とのデートが付いて参りま して、嬉嬉。デ、そのお方と鳥取駅で待ち合わせ。誰？・・ンなモン秘密ですがナ。
ヒ・ミ・ツ・・友人ですガナ、友人。デ、一緒にイタリアンビュフェーを。箸で食う べきかやはりフォーク＆ナイフか、スパゲティは右巻きで食うか左巻きで食うかなど
と社会物理学、ンなモノあるかどうか知りませんけど、の論議を、アー、コーヒーが 旨い、実は今一、ト３杯４杯。デ、チョイトお宅にもお邪魔しましてハムちゃんコン
ニチハ。私と嘗て同居してたヤツもいましてネ、ご挨拶。お互いの元気な姿を背中で 感じ、本来の目的地に向かって快適ドライブあー楽し。走ること５０分程でしたか、
智頭という町、お気づきですか？何行か前にこの名前出てきてンですネ、に到着。デ、 石谷家を訪問。
文化財にもなってるナカナカ立派な建物なんですヨ。デ、そこで展覧会とやらをやら せてくださいナ、ト、押し掛けた訳でして。私の美しきご学友に仲を取り持って戴き
ましてネ。デ、一緒に行っても戴いた訳でして。私一人で行きますとコリャ怪しすぎ ますンで、ホントはそんなこと無いンですけど、少なくともそう見える。
デ、美しき友人のお陰で石も卵もついでにトマトも飛んでこず、石谷の奥様にはとて もとても暖かく迎えて戴きました。係りの方と一緒にお部屋をイロイロ案内して戴き、
お茶をご馳走になりまして、ナント葛切り付き、アッという間に時間がスタスタ。予 定してた帰りの列車時間もスタスタと。発車時刻をすっかり忘れてたンですネ。デ、
スタッフの方にナンと県境を越えまして、注：通行手形不要、津山テ町まで車で送っ て戴いた訳でして。無事に故郷に帰ってきたト言う訳でして。ホントに皆様お手数を
お掛けしましてどうもスイマセンでしたネー。ありがとうございました。ご迷惑をお かけしました。これに懲りずこれからもどうかヨロシク、願願願。
しかしすごい家でしたヨー。まず、デカイ、デ、広い。土間だけで普通の家が２軒程。 小さい家なら３軒半？部屋数沢山掃除も大変。幾つあるかと言いますと、ナンと・・
・・・ですけど。何よりスゴイのがその作り。仕事の確かさですヨ。技術の確かさが 江戸時代から現代までの時間の組み立てとジョイントしてスゴイ存在感を漂わせてン
ですヨ。こういう仕事ッてホント良いですネー。しかも大見得を切りすぎない。これ が日本の良さですネー。一つ奥を見るト言いますか感じる必要があるンですよネ。
またもやワクワクに出会えましたヨ。
この空間とどんな関係、間ですネ、が作れるンでしょうネー。きっと何か新しい関係 性が生まれてくるのでは・・・・希望ですけど。
がんばって考えますンで皆様どうかよろしくお願いしますネ。
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１９５１年岡山県都窪郡妹尾町（現岡山市妹尾）に生まれる。妹尾小、岡大附中、朝日高、東京芸大、同大学院に学ぶ。１９８１〜８２年にはウイーン国立美術大学（オーストリア）に留学。一時帰国の後、１９８６年、再びオーストリアに渡りウイーン市に滞在、美術作家として制作を続け現在に至る。オーストリア国内各地、ドイツ、スイス、イタリア、リヒテンシュタインなどヨーロッパ各地やカナダ、日本でも多数の個展、グループ展及びアートフェアの実施、参加により作品の発表を行っている。
